伝統

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古河提灯竿もみまつり

【県西】

昨年の古河提灯竿もみまつり=古河市のJR古河駅西口付近
昨年の古河提灯竿もみまつり=古河市のJR古河駅西口付近

 古河市を代表する伝統の奇祭「古河提灯竿(ちょうちんさお)もみまつり」は勇壮な祭りだ。先端に提灯を取り付けた長さ約20メートルの竹竿を、男たちが支え体をぶつけ合い、灯火を消し合う。毎年12月第1週の土曜日、師走のJR古河駅西口前の特設会場で開かれる。冬到来を告げる寒さの中、もみ合う男たちの体から湯気が立ち上る。

 会場には「矢来(やらい)」と呼ばれる高さ約13メートル、長さ約65メートル、幅約4・5メートルの囲いが組まれる。男たちが竹竿を支え体をぶつけ合う〝戦いの場〟だ。

 1本の竹竿は19人で支えられ、さらに誘導役1人が付く。また提灯を取り付ける竹竿は長ければ長いほど名誉とされ競われてきた。最長の「一番竿」は表彰される。

 祭りは同市北側に隣接する栃木県野木町の野木神社に由来し、江戸時代後期に始まったとされる。

 当初は奥州街道の旧野木宿で行われていたが、旧古河宿に当たる古河市横山町に移ってきた。提灯の灯火は今も同神社から運ばれている。


◆主な意見
・昔からやっている迫力ある素晴らしい伝統的なお祭りだから。みんなが力を合わせて、いちから提灯をつくり、一致団結して精一杯たたかう地域の輪が魅力的だから。

【LINK】
古河市観光協会