砂沼

【下妻市】

砂沼の東側にある桜の名所「観桜苑」。ソメイヨシノなど約５０種３５０本が花見客を誘う＝下妻市下妻丙

　砂沼は「茨城百景」にも選定された農業用ため池で、水田のかんがい用水として利用されている。渡り鳥が飛来し、美しい夕景は市民の心を和ませる。周辺は「砂沼広域公園」としてプールやテニスコート、野球場などが整備され、下妻市の観光拠点の一つ。約６キロの遊歩道はジョギングやウオーキングを楽しむ人の姿が多く見られる。

　遊歩道には約１０００本の桜が植えられ、春には美しい景色をつくり出す。砂沼の東側に「観桜苑」と名付けられた桜の名所がある。５ヘクタールを超える広大な敷地にソメイヨシノをはじめ約５０種３５０本の桜が植えられ、シーズンには多くの花見客が訪れる。

　苑内には抹茶などが楽しめる砂沼庵、季節になると約３万本のショウブの花が咲き競う湿地植物コーナーがあり、散策するにはもってこいの場所だ。

　毎年３月末から４月初めにかけて「桜まつり」が開かれ、期間中は桜のライトアップや行灯（あんどん）がともされ、幻想的な夜桜風景を堪能できる。


◆主な意見
・自然が多く四季を感じられるが、水が汚れてしまったので守っていかなくてはならない（小6）
・通学路でなじみがある。夕方の光景はとても美しい（中2）

【ＬＩＮＫ】
下妻市観光協会