県西
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あんこう料理
【全県】
- 茨城県を代表する冬の鍋料理
県内では日立市の久慈漁港や北茨城市の平潟漁港で主に水揚げされる。見た目はグロテスクだが、「食べられないところがない」といわれるほどに骨以外は全て食べられる深海魚。一般的に「東のあんこう、西のふぐ」といわれるほどの高級魚で、あんこう鍋は本県を代表する冬の鍋料理として提供されている。
あんこうの体はぬるぬると滑りやすく、柔らかいため、まな板の上での調理は困難。「つるし切り」という方法でさばく。下顎にかぎ爪を掛けて体内に水を入れ、回転させながら行う伝統の解体法。身、皮、胃袋、肝、ぬの(卵巣)、えら、とも(ひれ)の部位を「七つ道具」と呼ぶ。
味付けは主に4種類。宿泊施設や料理店で出されるポピュラーなみそ味、上品なしょうゆ味。あん肝をたっぷり使った超濃厚なあんこう鍋がどぶ汁。さらにあんこうと野菜の水分だけでスープを作る漁師風どぶ汁は、漁師が船の水を節約し冬場の漁で冷えた体を温めたのが始まりという。他にも共酢あえやしゃぶしゃぶ、唐揚げなどでも提供されている。
◆主な意見
・吊るし切りは鮪の解体ショーに対抗する技
・「あんこう鍋」は「東のあんこう、西のフグ」と並び称せられる茨城を代表する冬の味覚。江戸時代には,水戸藩から将軍家へ献上された高級食材。北の冷たい海で生息するあんこう程身がしまり、味も良い。
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