鹿島灘と水際線

【鹿行】

鉾田市の大竹海岸から鹿島灘を望む人々。海岸の先は大洗方面

　ごうごうと風が吹き付け、白い波が押し寄せる。国内で最も東にある灘、鹿島灘は本県の大洗岬から千葉県の犬吠埼まで広がる海域だ。本県の海岸線は約７０キロ。南北に美しい砂浜がほぼ一直線に続いている。

　黒潮と親潮がぶつかる潮目で、豊かな漁場でもある。神栖市の波崎漁港は、千葉県の銚子漁港とともに全国有数の水揚げ量を誇る。沖合ではイワシやサバなど多様な漁が行われている。特にシラスは地域の特産の一つ。沿岸で採れるハマグリ（チョウセンハマグリ）も「鹿島灘はまぐり」と呼ばれ、大ぶりでぷりっとした食感が魅力の全国ブランドだ。

　海岸線では太平洋の大海原に日の出が望める。春のシーズンには大洗などで潮干狩りに興じる姿がある。夏には海水浴やサーフィンなどマリンレジャーが楽しめる。砂浜の侵食を防ぐ人工岬のヘッドランドが大洗から神栖まで３３基。ヘッドランド周辺は離岸流の危険もあるが、サーフィンや釣りのポイントとして愛好家が集まる。


◆主な意見
・鹿島灘はサーフスポットとして有名。
・海・空の青に映えるオレンジ色のはまゆりはとてもキレイ。

【ＬＩＮＫ】
茨城県土木部河川課