県央

【市町村名】は市町村枠、それ以外は全県枠として選ばれた項目です。

ひたちなか海浜鉄道

【県央】

地域住民の足を支えるひたちなか海浜鉄道湊線
地域住民の足を支えるひたちなか海浜鉄道湊線

 ひたちなか海浜鉄道湊線は2008年、ひたちなか市の第三セクターとして、廃線の危機にあった茨城交通湊線を引き継ぐ形で開業した。勝田-阿字ケ浦間の計10駅で、全長約14・3キロに及ぶ。

 開業3年目、11年3月の東日本大震災で大きな被害に見舞われた。全線でレールがゆがむなどしたほか、金上-中根間のため池の決壊で路面がさらわれ、約100メートル区間でレールが宙づりになるなどした。市や地域住民らの支援で約4カ月後の同年7月に全線復旧を果たし、「復興のシンボル」として、住民や観光客などの貴重な交通手段となっている。

 駅ごとに特産物や名所などをデザインした駅名標が15年度のグッドデザイン賞にも選ばれて注目された。駅名標の同賞受賞は初の快挙。

 さらに、終着駅の阿字ケ浦駅から国営ひたち海浜公園周辺への延伸構想があり、利便性の向上へ今後の進展が注目される。早ければ24年度の延伸区間運行を目指している。


◆主な意見
・地元の人に無くてはならない生活の足であり、地元に愛されて運行されている。学生時代は運賃が高いなと思っていたが、大人になるにつれその大切さに気が付いた。
・この超ローカル線が海浜公園まで延長したら驚くべき快挙だと思う。

【LINK】
ひたちなか海浜鉄道株式会社