県央

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水戸黄門

【県央】

JR水戸駅前に設置されている水戸黄門像
JR水戸駅前に設置されている水戸黄門像

 水戸藩の2代藩主、徳川光圀のことで、「義公」としても知られる。儒学など学問や教育に力を注ぎ、水戸藩の一大事業として彰考館を設置、「大日本史」を編纂(へんさん)して水戸学の礎を作った。藩主時代には寺社改革や蝦夷地(えぞち)探検などを実施。このほか、綱吉の時代には幕政にも影響を与えた。

 「白ひげに頭巾姿で諸国を漫遊」「お上の横暴から町民や農民を守る」というフィクションは、江戸時代後期ごろから確立された。講談や歌舞伎の題材として大衆的な人気を博し、近年では映画やテレビドラマで、その姿が定着している。大日本史編纂に必要な資料収集のため家臣を諸国に派遣したことや、隠居後に領内を巡視した逸話が元になったとされている。

 光圀をたたえ、水戸市の中心市街地では毎年8月に「水戸黄門まつり」が開催される。テレビドラマに出演した俳優らによるパレードが行われるほか、市民によるカーニバルやみこし渡御、花火大会など3日間にわたってさまざまな催しが繰り広げられている。


◆主な意見
・茨城に関係する人物の中で、この人を超える知名度を持つ人は他にいない
・食文化にも優れ、ラーメン・餃子・チーズ等を最初に食べた人とされることに驚き。
・豪快で、日本人を代表する美しい心と茨城の豊かな山河をイメージさせる。いつの時代でも、人々が欲してやまない心のゆとり、豊かさを感じさせる。

【LINK】
水戸観光協会