県北
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五浦の六角堂
【北茨城市】
- 五浦に立つ風光明媚な六角堂=北茨城市大津町五浦
岡倉天心の遺跡が残る風光明媚(めいび)な五浦に立つ六角堂は正式名称を「観瀾(かんらん)亭」といい、天心が思索や読書をしながら大波を見るためのあずまやとして使用していた。2011年の東日本大震災による津波で流失したが、翌年4月、茨城大学や北茨城市などによって創建当初の姿に復元され、北茨城復興のシンボルになっている。
中国庭園のあずまや、仏堂、茶室-三つの特徴を持つ六角堂は、道教・仏教(インド)・茶(日本)が一体となった天心の世界観が表現された建物で、宇宙の本質である永遠の変化と生成を大波の中に見ていたと考えられる。
六角堂は屋根に8寸幅の桟瓦を使用し、窓ガラスはイギリスから輸入。ガラスの厚みに凹凸があり、景色が少しゆがんで見えるのが特徴。ベンガラで塗装した鮮やかな朱色の建物と青い海のコントラストが美しく、さながら一幅の絵のような風景が眼下に広がる。
14年には六角堂、五浦海岸などが本県初の国登録記念物に登録された。
◆主な意見
・国語で和の文化について学んでいるが、六角堂も和の文化の一つ。歴史があり、海とマッチしていてすごくきれい(小5)
・北茨城で一番有名な建物。津波で失われたけど、新しく建て直されたから(中3)
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北茨城市観光協会