歴史・史跡
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ダイダラボウ像と伝説
【県央】
- 国指定史跡「大串貝塚」内にそびえる高さ約15メートルのダイダラボウ像=水戸市塩崎町
ダイダラボウは国内の各地域で伝えられる巨人。「ダイダラボッチ」や「デエダラボッチ」など類似の名称が数多く存在する。山や湖沼をつくったとする言い伝えが多く、国造りの神に対する巨人信仰が、その伝承を生んだと考えられている。
文献に記載されている貝塚として、最も古い国指定史跡の「大串貝塚」(水戸市塩崎町)にもその伝承が残る。同貝塚は約5千年以上前の縄文時代前期に形成されたとみられている。「常陸国風土記」には、巨人が貝を食べた場所として「身体きわめて大きく、丘の上にいながら手は海辺の貝をほじくった。食べた貝殻が積もり丘となった」などと記されている。
同貝塚では、高さ約15メートルの像が周囲を見下ろし、夜間は午後9時までライトアップされる。周辺には公園や縄文人の暮らしを紹介する入園無料の「埋蔵文化財センター」も整備されている。JR水戸駅からは、同駅北口で「大串公園行き」の路線バスに乗車し、「大串公園」で下車。
◆主な意見
・巨人で怖く見えるが心優しい。ダイダラボウがそびえ立つ公園は昔の暮らしや文化を学びながら楽しめる。公園もダイダラボウのような温かい心も残り続けてほしい。
・奈良の大仏より大きいなんて知られていないから。
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水戸観光協会