歴史・史跡
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曲がり屋
【那珂市】
- 公園のシンボル「曲がり屋」=那珂市菅谷
公園は1992年開園。農業用ため池約2・8ヘクタールと陸上の公園部分で広さ3・3ヘクタール。10月下旬ごろにはオオハクチョウが越冬のため飛来する。
公園のシンボル的施設が江戸時代末期に那珂市戸崎に造られた曲がり屋。99年9月に公園内に移築し、復元された。母屋から土間、農耕のための牛や馬を飼う厩(うまや)が鉤(かぎ)形に曲がって続く構造から「曲がり屋」と呼ばれた。理由は①税が棟数で課せられたため、一体化した②冬の北東の風が直接母屋に吹き込むのを避けた③牛や馬を家族同様に大切にするため-などが挙げられる。寒さの厳しい東北地方から本県の一部に見られる代表的な民家だ。
かやぶき屋根で、曲がり部分の正面の軒が「兜(かぶと)造り」と呼ばれる形で切り下げられ、中2階に開口部がある。屋根の頂には東に「水」、西に「寿」、南に「龍」の文字が記された棟飾りがあり、火伏せや厄よけの役目を担っている。直線中央部にはいろりやかまどから出る煙出しがあるのが主な特徴だ。
◆主な意見
・古い道具や土間があって昔の暮らしの様子が分かる(小5)
・つるし雛を飾ったり、サザエさんのオープニングに出ていた。那珂市に来たらぜひ訪ねてほしい(中3)
【LINK】
那珂市観光協会