歴史・史跡
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笠間稲荷神社
【県央】
- 「笠間の菊まつり」でにぎわう笠間稲荷神社=笠間市笠間
1360年以上の歴史を持つ笠間稲荷神社は日本三大稲荷の一つとして知られる。本殿は江戸時代末期の再建で、周囲に精巧な彫刻が施され、1988年に国の重要文化財に指定された。同神社によると、年間350万人以上の参拝者が全国各地から訪れる。
かつて、神社一帯にクルミの密林があったことなどから「胡桃下(くるみがした)稲荷」とも呼ばれてきた。創建は飛鳥時代の651年と伝わる。
江戸時代に笠間藩主が祈願所として厚くまつったことから、稲荷信仰は民衆にも広がり、城下町は門前町としても発展した。明治維新の神仏分離後、鹿島神宮から社掌(宮司)家が迎えられ、現代の笠間稲荷の基礎が築かれた。
例年、三が日には商売繁盛などを願って約80万人が参拝、門前通りまで人であふれかえる。
また、今年で109回目を迎えた日本最古の菊の祭典「笠間の菊まつり」(10~11月)、武家装束姿の射手が馬に乗り矢を放つ「神事流鏑馬(やぶさめ)」(11月)も人気を集める。
◆主な意見
・常陸国風土記にも稲荷神社で笠間が賑わっていたことが記載されている。
・笠間で残存している唯一歴史的神社建造物である。市内、神社信仰の最大級聖地の一つ。
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笠間稲荷神社