歴史・史跡
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吉田正と音楽のまち
【県北】
- 690枚のレコードジャケットが展示された館内=日立市宮田町
吉田正(1921~98年)は日立市出身の国民歌謡作曲家。生涯作曲数は2400曲を超え、都会的で哀愁漂うメロディーは都会調歌謡(吉田メロディー)と称され、ムード歌謡から青春歌謡、リズム歌謡まで幅広く手掛けた。
代表作は「いつでも夢を」「潮来笠」「恋のメキシカン・ロック」「有楽町で逢いましょう」など。三浦洸一、フランク永井、鶴田浩二、橋幸夫など数多くの有名歌手を育てた。
独学で作曲を覚え、苦しい軍隊生活の中で作った歌が帰国後、「異国の丘」として歌われ大ヒット。以後、音楽を通して多くの人たちの心を和ませ、夢や希望を与えた。死後、国民栄誉賞を受賞し、日立市名誉市民として顕彰されている。
音楽界の基礎を築いた吉田正の功績を後世に伝えるため、2004年に開館した吉田正音楽記念館。吉田メロディーの歩みを紹介するとともに、吹き抜けの壁には690枚のレコードジャケットを展示。門下生のレッスンに使用したピアノや愛用のギター、時計なども並べている。
◆主な意見
・戦後の日本を象徴する吉田メロディーを永く歌い継ぐことが茨城の宝。
・吉田正記念館には、貴重な物が多く、魅力的なものが用意されている。日立市の見渡せる絶景の展望カフェは心も体も満たしてくれる。焼サンドがオススメ!!
【LINK】
吉田正音楽記念館