歴史・史跡
【市町村名】は市町村枠、それ以外は全県枠として選ばれた項目です。
日立の産業遺産
【県北】
- 倒壊前の大煙突
県北第一の都市は、明治時代から鉱業、電気機械産業など「ものづくりのまち」として発展してきた。久原房之助が1905年に小さな赤沢銅山を買収して日立鉱山を創業。日本4大銅山にまで急成長させた。煙害対策に建設された大煙突はコンクリート製の高さ155・7メートルで当時は世界一だった。93年に一部が倒壊し、3分の1ほどになったが、市のシンボルの一つに変わりない。日鉱記念館は創業80周年記念で日立鉱山跡地に建設。企業の歴史的資料や国内外の鉱石岩石、鉱山機械などを展示している。
日立製作所の前身は日立鉱山の電気機械修理工場。発祥の地に創業者の小平浪平の志や思いを伝える小平記念館が立つ。遺品や日立製作所の歴史に関する資料、設立のきっかけとなった5馬力誘導電動機(モーター)などを展示。中央の9階建てに相当する展望台からは市内を360度見渡せる。
エレベーター研究搭としては世界一の高さをもつG1タワー(ひたちなか市)は、日立製作所のエレベーター技術と製品を生み出すための施設。
◆主な意見
・世界の日立、工都日立市発祥の茨城県最大の民間企業。米国等では通称Hi-tachi(ハイタッチ)と呼ばれる。企業城下町は日本全国にあるが、重電から工作機械までグループ企業を含めると「無いものは無い」「見かけない日は無い」と思える。近年不況により、売上高はやや下降気味だが、それは日本全国に言えること。昔も今も茨城県の誇りのひとつに間違いない。
・日立鉱山大煙突は、公害問題を大煙突で解決した歴史的意義が大きい。日産コンツェルンを組織し近代産業発展に尽くした。
【LINK】
日立市観光物産協会公式ホームページ