歴史・史跡

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日立風流物と桜

【県北】

日立さくらまつりで披露される日立風流物の山車=日立市の平和通り
日立さくらまつりで披露される日立風流物の山車=日立市の平和通り

 日立風流物は日立市宮田地区(旧宮田村)の伝統芸能。高さ15メートルの巨大な山車の上で、源平盛衰記、花咲爺などの人形芝居や妙技が繰り広げられる。山車は旧宮田村の4町がそれぞれ1台ずつ所有し、毎年4月に平和通りで行われる「日立さくらまつり」で1台公開されるほか、7年に1度の神峰神社の祭礼では4町の山車が一堂に出そろう。2009年にはユネスコ無形文化遺産に登録された。

 人形芝居はおはやしに合わせた無言劇で、山車に乗り込んだ操り手約40人によって自在に動かされる。舞台は「表山」と「裏山」の二つがあり、表山の芝居が終わると、人力によって重さ5トンの山車は半回転し、今度は裏山で別の芝居が始まる2本立てだ。

 毎年、風流物の舞台となる平和通りにはソメイヨシノ128本が立ち並び、かみね公園とともに、1990年に「日本のさくら名所100選」に選ばれた。17年4月には桜によるまちおこしの推進などを目的に「全国さくらシンポジウムin日立」が開かれる。


◆主な意見
・日立鉱山を発展させた、久原房之助氏が煙害で枯れた木々を見て山々に桜の木を植えて緑を取り戻す事業に力を入れ取り組み、その一環の事業として平和通り、かみね公園の桜がある。これからも大事に守っていくべき。
・全て人力で動かしている。圧倒される。弓矢を飛ばす人形も素晴らしい。

【LINK】
日立市観光物産協会公式ホームページ