歴史・史跡

【市町村名】は市町村枠、それ以外は全県枠として選ばれた項目です。

真壁のひなまつりと歴史的街並み

【桜川市】

さまざまなひな人形が飾られる「真壁のひなまつり」=桜川市
さまざまなひな人形が飾られる「真壁のひなまつり」=桜川市

 桜川市真壁地区の町並みは歴史情緒が漂う。江戸時代初期の区画が約400年前からそのまま受け継がれており、現代の道路と交差する細い路地は当時を忍ばせる。商業で繁栄した城下町の中心部には300棟以上の見世蔵、土蔵、門などが軒を連ね、104棟の登録有形文化財が立ち並ぶ。2010年には、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された。

 毎年2~3月に「真壁のひなまつり」が開かれ、地元の住民が江戸時代から現代までのひな人形、手作りのつるしびななどを飾る。地元特産の御影石などで趣向を凝らして作ったひな人形も披露され、毎年、1カ月に10万人以上の観光客が訪れる県内最大規模のひな祭りとなっている。

 最大の魅力は歴史的町並みとひな人形とのコラボ、そして地元住民の温かいもてなしだ。人形を飾っていたのは当初40軒ほどだったが、現在は約170軒までに増えている。ゆっくりとひな人形を楽しめるよう、和やかな雰囲気を大切にしている。


◆主な意見
・おもてなしの心を忘れないため(小4)
・歴史のある街並みや伝統を受け継ぎたい。大人たちの後姿についていきたい(中1)

【LINK】
桜川市観光協会