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水戸徳川家
【県央】・【県北】
- 徳川光圀が晩年を過ごした西山御殿=常陸太田市新宿町
徳川家の一つ。徳川家康の十一男、頼房を家祖とする。水戸黄門として知られる光圀や藩政改革を成し遂げた斉昭、最後の将軍となる慶喜らは、この水戸徳川家の出身。
1967年、伝来の什宝(じゅうほう)や光圀が隠居した国指定史跡および名勝西山御殿跡(西山荘、常陸太田市)、彰考館史料などの寄贈により、公益財団法人徳川ミュージアムが設立された。
水戸市にある同財団の博物館・徳川ミュージアムには、家康や歴代藩主の遺品など約3万点が所蔵され、「大日本史」草稿本や編さんのために集められた古文書史料などが展示されている。
西山御殿は1817年に焼失したものの、2年後に光圀公が住まわれた表御殿が再建された。建物はかやぶき平屋建て。35万石の藩主が隠居した地としての風格と、華美を嫌った光圀の信条の融和を見ることのできる仙境として、当時の面影を残している。
また、水戸徳川家累代の墓所である国指定史跡水戸徳川家墓所(常陸太田市)は2007年に国の史跡に指定された。春と秋に毎年、特別公開が行われている。
◆主な意見
・関東大震災で被災し焼刀となり、文化財としての価値を見出だされない間も、大切に宝として守り抜いて来られた事はとても素晴らしい
・自然の山の形を保ちながら、藩主代々のお墓が整然と整理・管理されており、その中には水戸光圀の『梅里先生の碑文』や「朱舜水」の整然と守られてきた。この形態の墓所は他に類を見ない貴重な財産
【LINK】
公益財団法人 徳川ミュージアム