県西

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常磐線

【全県】

東京と茨城県、東北をつなぐ大動脈・常磐線=水戸市常磐町
東京と茨城県、東北をつなぐ大動脈・常磐線=水戸市常磐町

 世紀を超え、本県鉄道の大動脈である常磐線。人々の暮らしに欠かせない輸送手段として、1日平均7万5千人(2015年度)が利用する。

 1896年、水戸-田端間が開業。その後、常磐炭田の石炭をはじめ、日立鉱山や日立製作所の人員・物資などを運ぶルートとして県北地域に延伸され、国内経済の発展に重要な役割を果たした。

 常磐線の始発駅は、上野駅ではなく、常磐線が東北本線と分かれる日暮里駅(東京都台東区)。終着駅は仙台駅の一つ手前の岩沼駅(宮城県岩沼市)。日暮里-岩沼間の総延長は350・4キロに上る。

 2015年3月には、運行上の始発駅・終着駅として長年親しまれた上野駅を越え、品川駅までつながる「上野東京ライン」が開業した。今年12月には常磐線開業120年を迎える。

 一方、11年の東日本大震災と福島第1原発事故の影響で、福島県内の一部区間は現在も不通が続く。全線の運転再開は20年3月の見通しだ。


◆主な意見
・常磐炭田から産出される石炭の輸送ルートとして建設されたが、今では大量の旅客や通勤通学の大切な足となっている。常磐線は茨城県民に密着しとても愛着のある鉄道である。

【LINK】
JR東日本旅客鉄道株式会社 水戸支社