県央

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水戸発祥のオセロ

【県央】

水戸まちなかフェスティバルで行われた「世界オセロ選手権大会」のプレイベント=水戸市内
水戸まちなかフェスティバルで行われた「世界オセロ選手権大会」のプレイベント=水戸市内

 黒と白の面を持つ円形の石を、交互に盤面へ打つ2人用のボードゲーム。相手の石を挟むと、裏返して自分の色に変えることができ、最終的に石の色の多い方が勝利となる。「覚えるのに1分、極めるのに一生」といわれ、小さな子どもから高齢者まで楽しめるにもかかわらず、頭脳戦を繰り広げられる奥深いゲームとして親しまれており、愛好者は現在、世界で6億人に上るという。

 水戸市出身の長谷川五郎氏が、旧制水戸中(現水戸一高)時代に原型となる碁石を使ったゲームを考案した。1972年に玩具販売会社へ企画を持ち込み、翌73年に商品化。その後間もなく、オセロブームが訪れるなど世界的な人気が定着している。

 名称は、黒人の将軍と白人の妻を中心に、敵味方が目まぐるしく寝返るシェークスピアの戯曲「オセロ」が由来。戦いの舞台となる緑色の盤面をイギリスの平原に見立て、黒と白の石を返しながら、次々と形勢が変わっていくゲーム性を物語になぞらえた。


◆主な意見
・水戸発祥のゲームだから、もっと知ってほしい。
・世界で親しまれ、家族・友人と楽しめ、人を結びつけ、和やかになれるゲーム。

【LINK】
一般社団法人 日本オセロ連盟