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涸沼の自然

【茨城町】

ラムサール条約に登録された涸沼=茨城町
ラムサール条約に登録された涸沼=茨城町

 茨城町と大洗町、鉾田市に面する涸沼は、関東で唯一の淡水と海水が混じり合う汽水湖で、全国有数のヤマトシジミの産地として知られる。

 その上、貴重な水鳥が生息する湿地として、国際的に重要な湿地の保全を目指す「ラムサール条約」に2015年5月に登録された。生態系豊かな水辺を次代へ引き継ごうと、住民意識も高まっている。

 豊富な自然環境に恵まれており、植物398種、鳥86種が確認されている。魚類も100種類を超え、多くの釣り人が訪れる。

 絶滅危惧種の鳥オオセッカが生息し、冬場には猛禽(もうきん)類のオオワシが飛来する。東アジアに生息するスズガモの1%が訪れる。

 昆虫類では、国のレッドリストで絶滅危惧I類に指定されている「ヒヌマイトトンボ」が、1971年に発見されている。

 魚類ではフナ、ナマズなどの淡水魚や、ハゼ、ボラなどの回遊魚など、多種多様な魚が見られる。かつては、ニシンの太平洋側の南限としても知られた。


◆主な意見
・淡水と海水が混じる汽水湖の涸沼で採れるヤマトシジミは珍しいから(小5)
・ラムサール条約登録で清掃活動が盛んになり環境美化に務めている(中1)

【LINK】
茨城町観光協会