自然

【市町村名】は市町村枠、それ以外は全県枠として選ばれた項目です。

利根川

【取手市】

取手の名物として長年親しまれている「小堀の渡し」=取手市の利根川
取手の名物として長年親しまれている「小堀の渡し」=取手市の利根川

 利根川は関東地方を流れる1級河川で、県内では古河市から神栖市にかけての約132キロにわたって、主に本県と千葉県を隔てる形でその雄大な姿を見せている。

 江戸時代は橋がなかったため、川岸には旅人たちの拠点として宿場町が栄えた。水戸街道が通った取手もその一つ。千葉県側へ渡る橋が初めて架かったのは1930年のことだ。

 「小堀(おおほり)の渡し」は、利根川の南側で茨城の住所を持つ取手市小堀地区と、茨城県側をつなぐ渡し舟。もともとは取手市と陸続きだったが、蛇行していた利根川の流れを直線状に変える工事を行ったところ、小堀地区が川の南側に分断される形となった。

 当初は住民が渡し舟を通し、その後、67年に取手町営で運航されるようになった。当時は通勤や通学などで利用する人々で大いににぎわったという。

 99年からは市営の循環バスが運行されるようになり、主な役割は観光へと変わったが、今でも地域に深く根差し、愛されている。


◆主な意見
・日本で2番目に長く、流域面積が最大の川だから(小5)
・米を育み、酒造りにも利用され、取手市の成長につながったから(中1)

【LINK】
取手市公式ホームページ