産業・科学

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鹿島臨海工業地帯

【鹿行】

鉄鋼、石油化学、飼料など約160の企業が集積する鹿島臨海工業地帯=神栖市神之池東部
鉄鋼、石油化学、飼料など約160の企業が集積する鹿島臨海工業地帯=神栖市神之池東部

 鹿嶋、神栖両市の沿岸部約2916ヘクタールに広がる鹿島臨海工業地帯。砂丘に建設されたY字型の掘り込み式港湾の鹿島港を中心に、鹿嶋市の高松、神栖市の神之池東部、西部などの地区に鉄鋼、石油化学、飼料など約160の企業が集積。出荷額は約2兆3千億円(2014年)、総従業員数は約2万人に上り、県内外から多くの就業者が集まる本県屈指の工業拠点だ。

 その歴史の始まりは1960年。当時の岩上二郎知事が「鹿島灘沿岸地域総合開発の構想」を打ち出し、巨大な掘り込み式港湾と鉄鋼、石油化学を中心とした一大コンビナートを構築する鹿島臨海工業地帯の整備に着手。「貧困からの解放」「農工両全」をスローガンに、鹿島開発は強力に推進された。かつて半農半漁のまちで、交通の不便さから〝陸の孤島〟と呼ばれた地域は、工業都市へと目覚ましい変貌を遂げた。

 鹿島港は2011年5月に「国際バルク戦略港湾(穀物)」に指定され、日本の物流拠点としての役割も期待されている。


◆主な意見

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茨城県企画部事業推進課