歴史・史跡

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穂積家住宅

【高萩市】

県指定有形文化財の古民家「穂積家住宅」=高萩市上手綱
県指定有形文化財の古民家「穂積家住宅」=高萩市上手綱

 高萩市上手綱にある県指定有形文化財の古民家。敷地面積約4170平方メートルで、木造かやぶき寄せ棟造りに一部入母屋造りを取り入れた母屋、母屋と渡り廊下でつながる衣裳(いしょう)蔵、前蔵、長屋門、さらに広さ約330平方メートルの庭園などで構成。母屋の屋根は、かやなどを数段に重ねて葺(ふ)いたもので、軒付けは「五段茅葺中竹節揃角市松模様寄棟造(ごだんかやぶきなかたけふしぞろえかどいちまつもようよせむねづくり)」という。

 穂積家は江戸時代中期ごろの豪農住宅で、農業のほか造林業、金融業、酒造業などを営み、明治初期には蒸気機関を使った製糸工場も経営していたという。

 1999年から4年事業で保存整備が行われた。その際に柱のほぞから墨書が見つかり、1773(安永2)年に建築されたことが分かった。1989年に県指定有形文化財に指定された。2011年からは紅葉シーズンに合わせ、期間限定の古民家レストランを開設。県北地域の食資源や歴史的文化財の魅力を生かし、地産地消や周遊観光を推進している。


◆主な意見
・昔の道具が展示されていて、古い文化をしることができる(小4)
・江戸時代からずっとあるから(中1)

【LINK】
高萩市観光協会